世界一わかりやすい円高の話
円高ってよくわかんない?って言う向きもあるでしょうから、世界一わかりやすい円高の話をしましょうね。
まず、1ドルをお金だと思わずに商品だと思ってください。
私が、生まれた昭和30年代は、「1ドル」を買うのに360円必要でした。
言い方を変えて言うと、「1ドル」を360円で交換していたのです。
それが、240円になり、180円になり、120円になり、今は100円台です。
ですから1ドルを買うのに昭和30年台からくらべると約3.6分の1で買えるようになったということなのです。
ということは、円の価値は昔の3.6倍になっているということです。
このように、円の価値が他国の通貨(ここではドル)に比べて高くなることを円高といいます。
反対に価値が安くなることを円安と言います。
円高が輸入ビジネスにもたらすメリットとは?
それでは、なぜ円高が輸入ビジネスにとって「追い風」になるのか?
について考えてみましょう。
1.輸入する際に、払う円貨が今までよりも少なくて済む
仕入れコストの削減になりますよね。
たとえば、数年前まで1ドル120円だったのが、1ドル100円になった場合、
1200円で買っていたものが、1000円で買えるようになるのです。
2.いままで、手が届かなかった高額商品が求めやすくなる
同じ予算であっても、より高額、高級な商品を輸入できるようになりますね。
これによって品揃えの幅が広くなります。
3.今までよりもたくさん仕入れができるようになる。
同じ予算であっても、より多くの商品を仕入れできるようになりますね。
たとえば、100万円の仕入れ予算では、80個しか仕入れができなかった時計が100個仕入れることができるようになります。
4.海外の輸出者側には、円高のデメリットはない
国内ビジネスの場合、値段が下がった際に買い手は得をして売り手が損をしますよね。
しかしドル建ての輸出の場合、売り手は、円高だろうが、円安だろうが、100ドルは、100ドルのままですね。
このように一方が損をするということがないため、安定した長い取り引きが可能になります。
いかがでしょう?
あなたがこれから輸入ビジネスを考えるとき、この4つの追い風をうまく利用するのが商売の秘訣です。
安定的に輸入ビジネスを行うために
社内(個人事業)の為替レート、この言葉聞いたことがありますか?
輸出入企業が、為替のリスクヘッジの一環として実施している社内の想定為替レートについてお話しますね。
為替は、日々動いています。
たとえば、ドルを例に挙げれば、今日は102円、明日は103円などのように、
その時々のマーケットの思惑によってめまぐるしく変わります。
しかし現実的に輸出入企業は、これらの変化を毎日商品の価格に反映させているわけではありません。
ほとんどの企業は、半年に1度とか1年に1度位で、自社にて固定してしまいます。
具体的に説明しましょうね。
たとえば、今が1ドル100円だとします。
輸出業の場合、今後半年、1年先あたりの展望を予測します。
そしてその予測をもとに1ドルが96円になっても採算が維持されるように社内体制を整備していくのです。
そのように準備をしながら1ドルを96円に想定レートとして固定して事業をすすめていきます。
もし96円以上で推移していけば、その差額は差益となるわけです。
輸入業の場合は、逆に円安にふれてもいいように円安気味に想定レートを定めます。
今の状況だと107円~117円に想定しておけば、問題ないでしょう。
もしこれが、95円になったとしたら、みなさんは為替差益だけで驚愕の利益がでることになりますよね。
こういった基本的なことを十分に行ったうえで、
輸入相手として、海外のメーカーと直接つながり、
独占権を入手の上、圧倒的な立場を持って、
価格設定をおこない安定的な永続的業としての輸入ビジネスにあたっていく・・
これが、輸入ビジネスの王道です。
1円、2円の円安にバタバタと大騒ぎするビジネスは、本物とは言えません。
そろそろ本当、本物の輸入ビジネスを始めてみませんか?
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