輸入ビジネスにおいて、あなたが心配することの一つに
「円が安くなったらどうするのだろう?」
というのがあると思います。
もともと100円で買えていた1ドルが110円になったり、
120円になったり…。
こうなると今まで100円で買えていた1ドルが110円、
つまり10%の円安ということになります。
そうなるとその分、あなたの利益が減ることとなります。
これを為替差損といいます。
逆に、円高になって100円の1ドルが90円、80円となると
その分利益が上乗せされるわけです。
これを為替差益といいます。
私の場合、ユーロ高円安で悩まされたことがあります。
輸入ビジネスを含め、貿易には為替リスクがつきものです。
この為替差損を回避するための、為替リスクのヘッジする方法をお教えします。
4つの為替リスクヘッジ法とは?
円安リスクをヘッジする方法として、大きく4つあります。
①為替予約をする
「為替予約」とは、商品を受け取る際に必要な外貨の為替相場を
事前に予約して決めてしまう方法です。
たとえば、「1ドルを2か月後に110円で買う」と予約・確定させますね。
そのときの相場が1ドル120円であっても、130円であっても、
あなたは1ドル=110円で買う(交換する)ことができるのです。
②通貨オプションを利用する
この方法は、①の為替予約の応用編です。
まず①のように為替予約をします。同じように1ドル=110円だったとします。
通貨オプションを使うと、期日のレートが1ドル=100円の円高になった場合、
予約をキャンセルし、安い為替相場で輸入決済ができます。
逆に、さらに円安になった場合、最初の1ドル=110円の
レートで決済することができるのです。
③自社の為替レートを円安気味に設定しておく
為替レートが円安にふれていても採算が維持できるように、
自社の為替レート(社内レート)を円安気味に設定し、
国内販売価格をあらかじめ高めにしておく方法です。
個人や中小企業で輸入ビジネスを行う場合は
この方法が一番現実的で、最も用いられています。
④円建て契約にしておく
円安リスクは、外貨を決済するときに発生します。
決済通貨を円建て(円で支払うこと)にしておけば、
あなたの円安リスクは発生しませんね。
ただし、輸出者は外貨である円で受け取るから、
自分に為替リスクが発生することになります。
欧米や中国はなかなか難しいですが、韓国や台湾では
円建て契約でやってくれる場合もありますから、
提案してみるといいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
お役に立ちましたでしょうか。
またお会いしましょう。
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