商品発掘はどういった展示会がオススメですか?というご質問をよくいただきます。

皆さんが輸入を始めるのであればやっぱり色々な規制がない商品がいいですよね。

そういった商品の場合、一般生活消費財を扱っている見本市に行くのがいいんですね。

まず、有名なところではドイツの「アンビエンテ」、世界最高の展示会といわれています。
そして、同じくドイツで夏に開かれる「テンデンス」、これもいいです。
フランスのパリで行われる「メゾン・エ・オブジェ」、これは世界一ファッショナブルな展示会といわれています。
そして、イタリアであれば「HOMI」と呼ばれる展示会。以前はマチェフという名前で有名でしたが最近、名称が変わりました。

こういった展示会を私はオススメします。
なぜかと言いますとヨーロッパの最先端商品が一堂に集まってきます。
前にもお話しした通り、メーカーは通常、営業していませんから展示会で新商品を発表してくるんです。
そこに行くのがあなたの成功への近道といえるでしょう。

アンビエンテ、テンデンス、メゾン・エ・オブジェ、HOMI、アジアであれば広州交易会、香港のハウスウェアフェア、ギフト&プレミアムフェア、メガショーこのあたりをチェックしてみてください。

 

1.アンビエンテ/Ambiente【ドイツ/フランクフルト】

「アンビエンテ」は、毎年2月に開催されている世界最大の一般生活消費財の見本市です。
テーブルウェア、キッチン用品、インテリアアクセサリー、ギフト雑貨などありとあらゆる消費財のメーカー、商社、デザイナーなどが一堂に会し、世界中から訪れるバイヤーと活発な商談を展開しているのです。

毎年1国ずつスポットを当てているのですが、2016年は「イタリア」を特集する点がポイントです。
2014年には、我が「日本」もフィーチャーされ、注目を集めたのは、記憶に新しいです。

出展者数は2016年実績で4,382社、来場者数も137000人と、まさに世界最大の規模と言えます。

驚くのが、その広大なスペースです。
12のビルディングで構成される展示会場は、総面積355678平方メートル・・
ちょっとどのくらい広いかわからないって・・
じゃ東京ドームにたとえましょうか・・東京ドームが、46755平方メートルですから約8個分です。
その中に4300を超えるメーカーが世界中から出展しているのです。

輸入ビジネスの世界で生きていくなら一度は訪れたい展示会です・・

展示会名: アンビエンテ/Ambiente
開催: 毎年8月
開催地: 欧州/ドイツ/フランクフルト
会場: メッセ・フランクフルト
出展社数: 4000社以上

 

2.テンデンス/Tendence【ドイツ/フランクフルト】

世界最大の消費財の見本市「アンビエンテ」と同じオーガナイザー、主催者が行う展示会にテンデンスというものがあります。

「 テンデンス」はビックサイトの展示会が3つくらいあるというようなイメージの規模です。

メッセ会場の施設は全部で13あるんですがその中の8号館、9号館、11号館の三つを使って行われる展示会なんですね。

そこに出品される商品というのは「giving」といわれるギフトアイテム
そして、「living」といわれるインテリアプロダクト
これらが重点的に展示されます。

ヨーロッパの中ではなかなか進んだ展示会で私も毎年来ています。
夏のヨーロッパ、非常に過ごしやすく展示会を回るのも非常に楽です。

展示会名: テンデンス/Tendence
開催: 毎年8月
開催地: 欧州/ドイツ/フランクフルト
会場: メッセ・フランクフルト
出展社数: 1000社以上

 

3.メゾン・エ・オブジェ パリ/MAISON&OBJET PARIS(M&O PARIS)【フランス/パリ】

これはパリのシャルル・ド・ゴール空港の近くの会場で行われます。フランスで行われる、名展示会の1つとなります。

日本人が考えるフランス、それがまさにそこにあります。とにかく鮮やかです。そして進んでいます。

よく私は輸入ビジネスをタイムマシンビジネスと表現します。
ヨーロッパや欧米に行くことはタイムマシンに乗って未来に行くこと、アジアに行くことはタイムマシンに乗って過去に行くこと。
まさに日本の5年先、10年先がパリのメゾン・エ・オブジェにはあります。

このメゾンエオブジェは世界で最もファッショナブルな展示会といわれているんですね。
別名、「雑貨のパリコレ」といわれるくらい斬新で画期的な展示会です。

場所も非常に広くておそらく1日か2日くらいかけて見ないとすべて見られないかもしれませんね。

よく、ドイツで行われる世界一の雑貨の展示会といわれるアンビエンテと比べられ、どう違うんですか?
というご質問もよく受けます。
これは私の感想ですが、どちらかというとフランスのメゾン・エ・オブジェデザイン重視です。
そして、ドイツのアンビエンテ機能重視。というような印象を持っています。
アンビエンテと並んで一度は訪れたい展示会です。

展示会名: メゾン・エ・オブジェ パリ/MAISON&OBJET PARIS(M&O PARIS)
開催: 毎年1月と9月
開催地: 欧州/フランス/パリ
会場: パリ ノール ヴィルパント
出展社数: 3000社以上

 

4.ホミ(オミ)/HOMI【イタリア/ミラノ】

イタリアのミラノで行われる「HOMI(オミ/ホミ)」という展示会なんですが、これはドイツのアンビエンテですとかフランスのメゾンエオブジェと並ぶようなヨーロッパを代表する見本市です。

元々は、創設以来50年の歴史を誇る「マチェフ」という見本市だったんですが、「HOMI」に名前がかわり、新しくなりました。

この展示会はファッショナブルでハイセンスな商品が多いことで有名です。

イタリアのミラノに行くのであれば一度は訪れてほしい展示会です。

展示会名: ホミ(オミ)/HOMI
開催: 毎年1月末~2月上旬
開催地: 欧州/イタリア/ミラノ
会場: フィエラ・ミラノロー
出展社数: 1000社以上

 

5.香港ハウスウェアフェア/Hong Kong Houseware Fair【中国/香港】

香港で行われるハウスウェアフェア、これはアジアの展示会の中でも大きなショーの一つで、アジア最大規模の日用品関連見本市です。

香港ハウスウェアフェアは、同時期に行われる「広州交易会」、そして、おなじく翌週に香港で行われる「ギフト&プレミアムフェア」の陰に隠れてしまいがちな展示会なのですが、実は、出展者も2000を超えています。

ハウスウェアフェアは、「ハウスウェア」とついていますから、どちらかというとキッチン関係などそういったものが多いです。

展示会名: 香港ハウスウェアフェア/Hong Kong Houseware Fair
開催: 毎年4月
開催地: アジア/中国/香港
会場: 香港コンベンション&エキシビジョンセンター[HKCEC]
出展社数: 2000社以上

 

6.香港ギフト&プレミアムフェア/Hong Kong Gifts & Premium Fair【中国/香港】

「ギフト&プレミアムフェア」と「ハウスウェアフェア」、この2つはどちらも毎年4月に行われる展示会でほとんど同じ時期に行われます。そして、主催者も同じなんです。

では、どこが違うのか?
「ギフト&プレミアムフェア」は、「ハウスウェアフェア」よりももっと幅が広くて対象がギフト全般に広がっている感じです。

ですが、この二つほとんど差はありません。
ですから、あなたがどちらか1つを選ぶのであればこれはあなたの好みになります。
「ハウスウェアショー」であっても「ギフト&プレミアムショー」であってもどちらでも問題はないと思います。

展示会名: 香港ギフト&プレミアムフェア/Hong Kong Gifts & Premium Fair
開催: 毎年4月
開催地: アジア/中国/香港
会場: 香港コンベンション&エキシビジョンセンター[HKCEC]
出展社数: 4000社以上

 

7.メガショーPart1(メガショー)/MEGA SHOW Series PART 1(MEGA SHOW)【中国/香港】

世界各国から4000社位のサプライヤーが集う生活消費財のアジア最大級の見本市です。
出展者は、4000社ですから日本最大といわれる「ギフトショー」より、はるかに大きいのです。約2倍の規模です。

生活消費材は、ジャンル的に非常に多岐にわたっています。まさに皆さんのお部屋にあるものは、すべてと言った感じです。

展示会名: メガショーPart1(メガショー)/MEGA SHOW Series PART 1(MEGA SHOW)
開催: 毎年10月
開催地: アジア/中国/香港
会場: 香港コンベンション&エキシビジョンセンター[HKCEC]
出展社数: 3000社以上

 

8.中国輸出入商品交易会(広州交易会)【中国/広州】

「中国第1の展示会」と称される「広州交易会」正式名称「中国輸出入商品交易会」)。
中国の対外貿易最大の窓口として、広州交易会は1957年春に第1回が開催されて以来、国内外の政治、経済の動きに左右されず、毎年春と秋の2回開催されています。

1990年代に中国の対外開放政策が進むと、中国国内の大手メーカーは独自に貿易権を取得し、自社製品を出展するようになったのです。
また、開催期間も以前は3週間という期間で行っていましたが、徐々に規模が拡大したため、現在は会期を3期に分け混雑を緩和しています。

会場も新しくなり、非常に見やすくなりました。
私個人としては、以前のあの宝探しのような怪しげな感じが好きでしたが…。

私自身は、この展示会には連続30回くらい参加をしてきました。
この展示会の特徴は、とにかく価格で勝負するのなら絶対外せない展示会だと思っています。

中国の展示会と言うと、中国的な商品をイメージする方も多いのですが、行くとびっくりします。
会場の中にいるかぎり欧米の展示会かと見間違うほど欧米系の商品が多いのです。
なんといっても世界の工場ですからね。
しかも価格が、圧倒的に安いのですから世界中からバイヤーが押し寄せるのも無べなるかなという感じです。

展示会名: 中国輸出入商品交易会(広州交易会)
開催: 春と秋の2回(第104回より会期は三期制)
開催地: アジア/中国/広州
会場: 中国輸出入商品交易会展示館
出展社数: 24000社以上

 

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