今日は、お客様のニーズ、ウォンツについて考えてみましょう。
ビジネスである以上、これをまったく無視して自分の気に入った商品を
自分の有利な条件だけで販売するということは、
ありえないことではないかもしれません。
しかしそれでは、長く取引を続けるのは、難しいでしょう。
できるだけ個別に対応できるような配慮が必要です。
では、お客様は、いったいどんな商品を欲しがっているのでしょうか?
お客様はどんな商品を欲しがっているのか?
「こんな商品が、ほしい」っていうのを詳しく分析すると、こんなことになるのです。
色:自分の好みの色なのか?
形:形は自分の好みなのか?
大きさ:自分にとって適度な大きさなのか?
価格:適正な価格だと感じれるか、また支払可能か?
品質:価格と比して満足できるか(費用対効果がいいか?)
デザイン:ファッショナブルで人に見せたくなるような感じか?
香り:心地がいい香りなのか?
包装:センスが感じられるパッケージなのか?
安全性:危険な成分、材料などが使用されていないか。産地がクリアーなのか?
これらを複合的にしかも瞬時に判断をして、購入することになります。
これに付け加えて、その商品にしかない「独特の売り」が必要です。
いまやいい商品なんてあたりまえですからね。
お客様の基準が、上がってきているのです。
これらの要因を全体的に満たす必要が、あるのです。
特に「独特の売り」は、俗にUSPとよばれ、
マーケティングの世界では、超有名な概念です。
どんな商品を選ぶのかであなたのその後の人生が決まります。
ポイントです。
その他に求めるものとは?
そして次にお客様のニーズは、商品だけではありません。
提供する側のサービスに対するニーズがあります。
たとえばどんな形の納入方法を望んでいるのかと言うことです。
具体的に見ましょう。
納入場所:どこに納入してほしいのか?
納入運賃:運賃は、売り手なのかお客様なのか?
納期:いつまでに納品をしてほしいのか、全量一括納品なのか、それとも分納を望むのか?
納入の荷姿:数量は、いくつ単位で、どのような梱包状態で納入をのぞんでいるのか?
不良品の返品と返金:不良品があった場合は、どのように対応してくれるのか?返金が発生した場合返金はどのようになされるのか?
これらの要素は、継続的な取引を考えた場合は、お客様としては気になる内容です。
そしてもうひとつ重要な要素に支払いに関するニーズがあります。
支払方法:現金なのか証券(小切手、手形など)、現金の場合前払いなのか後払いなのか?
支払条件:後払いの場合、何日後に払えばいいのか
このあたりは、お客様としては、資金繰りの関係上重要なファクターです。
このように一口にお客様のニーズといっても、多方面にわたっているのが一般的です。
そしてそしてさらに重要なことが、あるのです。
それは、お客様は、自分だけは特別な対応をしてほしいということです。
特にある程度の付き合いが深くなってくると、特別な扱いを望むようになります。
私だけは、スペシャルな条件で、接してよということになってきます。
それが、満たされないと不満をもつようになるのです。
これは、裏欲求の最たるものです。
どう思われますか?
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