先日ご自身の輸入ビジネスで困っていることを教えてください

っていうメールをお送りしたら、たくさんのご連絡をいただきました。

ありがとうございます。

今悩んでいらっしゃること、過去の事いろんな事例をお知らせくださいました。

その事例を分析してみると、もちろん詳細は違いますが、
大筋のパターンは皆さん共通することが多いのだということを
再確認しました。

今回は、それをシェアしていきますね。

すでに始められている方とこれから始める方では、内容が微妙に違いますから、
最初にこれから始める人からいきましょうね。

輸入ビジネスは、何から始めたらいいのか?

まず、もっとも多いのが、輸入ビジネスを始めたいのだが何から
始めたらいいのかわからないっていうことです。

 

やる気は十分なのだが、具体的には何から始めるのかということですね。

 

これについては、私は「最初に何を売るのかを決めてください」と答えています。

輸入ビジネスは、物販ですから商材が決まらなければ、販売になりません。

ですから最初に着手すべきは、商材の選定です。

ではどのように商材を選ぶのかっていう疑問がおきますよね。

私は、選び方は3通りあると考えています。

それを、ご説明しますね。

 

第1の方法

まず第一番めは、

自分の得意な分野や深い知識がある分野、もしくは趣味で長年やってきたことに関する商材を選定する。

 

たとえば、ダンスを長年やってきた人は、ダンサーの心理をよく理解しています。

もちろん欲しがる物にも熟知しています。

そういったものに特化して商品の発掘をします。

 

本人が大好きなことなので情熱をもってやれます。

すぐにあきらめず、長くチャレンジできますよね。

人間は、好きなことですと寝食を忘れても取り組めるものですから。

 

ただこれは、ひとつ欠点があります。

好きなことだけに、見込みがない場合撤退ラインを割ってしまっても無理に進めてしまうことがあります。

 

自分を信じてやり続けることは、もちろん重要です。

ただ冷静な第三者的な目で事業を見据えることも、経営には欠かせない要素です。

 

最初に自分なりにラインをきめてから始めるべきです。

 

第2の方法

2つ目の方法です。

それは、自分の得意分野とか好きなこととかではなくて、
これからはやりそうなもの、旬のもの、現在欧米で大ヒットしているもの
などに着目して、それをいち早く輸入する方法です。

 

これは、読みがあたればまさに一発で億万長者になれる可能性があります。

現に私の知人の輸入商は、たった1シーズンでたった1つの商品で3億を売り上げました。

 

いち早い情報網と決断力がある人には、ぴったりの手法と言えます。

 

ただこれも欠点があります。

それは読み違いです。

欧米で流行ったものは、基本日本でもヒットするのですが、
まれに文化の違いや習慣の違いからはずれるものもあります。

もともと好きな分野とか得意な分野ではないため、はずれた場合
その商品をどう処分するかが問題になります。

 

特にはやりかけに参入して結局意外に早くブームが去って在庫の山っていうパターンも数多く見ることも多々あります。

 

これは、見極めが重要になる方法です。

 

第3の方法

商材探しの3つ目の方法です。

それは、もしあなたにすでに顧客がいる場合、もちろん数は問題ではありませんよ。

その顧客に徹底して何が欲しいのか、どういったものであれば買ってくれる
のかを聞いてそれを探し出して商材にする方法です。

 

これは、一番確実です。

これには、ひとつコツがあります。

 

それは、できるだけ女性のバイヤーもしくは仕入担当者と話すことです。

現代の消費の90%は、女性が握っているといわれています。

男性の購買にも女性の意思が大きく働いているのです。

 

実際私も買い物、特に洋服などの身につけるものは、
買いに行ったときにそこの売り場の女性に必ず聞きます。

「もし私があなたの彼だったら、どれにします?」って。

すると急に営業モードからプライベートモードにスイッチが変わります。

本気で選んでくれるようになります。

 

それはそうです。

 

自分のセンスを問われているのですからね。

 

ですからもし何かのサンプルがあれば、話はさらに具体的になります。

そのバイヤーにそのサンプルを見せながら、

「どのようにすれば欲しいと思いますか」

って聞くのです。

 

輸入品は、受注生産です。

変更は自由です。

彼女たちを、生産者サイドに巻き込むのです。

自分で制作に関わると、彼女たちも自分ごととして本気になってくれるのです。

 

結果受注ということになり、安心してその商品を輸入することができるようになるのです。

いかがですか?

 

お役にたちましたか?