Share on LinkedIn
このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたが輸入ビジネスを始めるなら、必ず覚えておかなければならない2つの保険があります。

それは、海上保険PL(製造物責任)保険です。

 

海上保険は必要なのか?

あなたの貨物が万一被害を被った時の損害をカバーする海上保険。
これって必ずかけなければならないのか?というご質問をよくいただきます。

海上保険は基本的には任意です。かける、かけないは自由なんです。
しかし、実務的には、必要不可欠なものです。

海上保険は船舶の沈没はもちろん、破損、濡れそして盗難をカバーするものです。
リスクが多いので、くれぐれも無保険で輸入をしてはいけません。
私は、これに何度救われたかわかりません。
海上では、何が起きるかわかりませんからね。

 

海上保険ですが、保険料はあなたが思っているほど高くありません。
1万ドル以下の小規模な輸入なら、オールリスクをカバーできる保険でも
3000円ほどで済む事が多いです。
フォワーダーや、通関業者に頼むこともできるし、
普通に保険の会社に頼むこともできます。

海上保険にも条件によって様々な種類がありますが、
ずばりお勧めは「オールリスクA/R条件」です。
オールリスクの文字通り、すべての外部的な偶発原因に
よって起きた損害について、程度を問わずにカバーされる保険です。
損害内容には、沈没、火災、濡れ、衝突、強盗などがあります。

ただし、次の場合はカバーされないこともあります。

被保険者がわざと与えた損害
商品の梱包が不完全なために起きた損害
航海の遅延による損害
貨物固有の性質によって生じた損害(果物が腐る等)
戦争およびストライキによる損害

実務的にはこのオールリスク条件に特約保険の「戦争保険」と
「ストライキ暴動保険」を追加してかけることをお勧めします。
これでたいがいの損害に対応できることになるでしょう。

海上保険に関しては、海外の保険会社ではなく、国内の保険会社に頼む方が良いです。
端的に言って、海外の保険会社とやり取りするのはたいへんだからです。
保険金が下りるまでに時間がかかるし、損傷の状態の説明や写真の送付等、
コミュニケーションだけでもひと苦労します。
もちろん、日本のフォワーダーか通関業者を通せば、
日本の保険会社に頼んでくれるので心配はありません。

 

ヨーロッパからの輸入の場合は、船便なら到着まで1ヶ月ほどかかります。
その間、保険に入っているといないとでは、精神衛生の観点からも
大きな差が出てくるのがわかるでしょう。
嵐に遭ったらどうしよう、盗難に遭ったらどうしよう、
などとヤキモキする日々を過ごさねばなりませんからね。

また、輸入ビジネスが軌道に乗ってきたら「包括予定保険契約」と言って、
今後、あなたが輸入する全貨物に自動的に保険が掛かるようにする契約もあります。
これだと煩雑な手続きがいらないし、うっかり忘れてしまうこともないので
覚えておくといいでしょう。
保険会社に「包括予定保険契約にしてほしい」と言えばいいだけです。

まずは日本の保険会社のオールリスク海上保険に入っておくこと。
くれぐれも無保険で輸入することだけは避けましょう。

 

PL(製造物責任)保険は必ず入るべきなのか?

あなたが輸入ビジネスを始めるなら、海上保険の他にもう1つ、保険に入る必要があります。
それがPL保険(生産物賠償責任保険)である。あなたが輸入した商品によって、
それを使った方が怪我をしたり、財産を失ったりした場合の賠償責任保険です。

本来ならメーカーが賠償しなくてはならないのですが、
日本国内においては、製造物責任法(PL法)上、輸入品の場合
輸入者がメーカーとして賠償責任の義務を負うことになります。

つまりあなたの輸入した商品で何かトラブルがあった場合、
あなたが損害賠償をしなくてはならないのです。
ですから万一に備えて必ずPL保険に加入する必要があります。

PL保険というと値段が高いというイメージがあるかもしれませんが、
実際は年間数千円程度で加入することができるのす。
加入は、通関業者に頼んでもいいし、インターネットで商工会議所の
PL保険を調べて、そこから加入してもいいでしょう。

損害賠償を請求された場合、PL保険に入っていないと小さな会社なら
倒産するほどのダメージを負う可能性もあります。

仮にあなたが商品を10個海外から買って来て、1つは自分が使い、9つを他人に売ったとしましょう。
しかし、どんなに小規模であっても、自分が仕入れた商品に関しては、
あなたが日本での責任者になるのです。
この怖さを知らないで輸入ビジネスをすることは実に危険なことです。

リスクのある商品はサンプルの段階で徹底的にチェックし、危険であれば改良を求める。
それ以前にリスクのある商品は輸入しない。
その上でPL保険に加入しておくのです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

※お客様の携帯電話が迷惑メール対策設定や、ドメイン指定受信設定をされておりますと、お申込完了のメールを受け取れない場合がございますのでご注意ください。【info@importpreneurs.com】からのメールを受け取れる様にお願いいたします。